椎名林檎・東京事変
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東京事変では、何か意図的にこだわる様なことが一切無い作品を作りたいし、自ずとそうなるだろうと思います。日本のポップスとしてなくてはならない、ただ演りっ放しの音楽、平均的な体温でできる音楽をお届けしたいと考えております。何卒DEATH
シーナ・リンゴ
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2004年11月25日発売

初回限定盤は三部作インデックス仕様・ライブツアーについての紹介紙封入

収録曲

01.林檎の唄 歌詞・うたまっぷ
02.群青日和 歌詞・うたまっぷ
03.入水願い 歌詞・うたまっぷ
04.遭難 歌詞・うたまっぷ
05.クロール 歌詞・うたまっぷ
06.現実に於て
07.現実を嗤う 歌詞・うたまっぷ
08.サービス 歌詞・うたまっぷ
09.駅前 歌詞・うたまっぷ
10.御祭騒ぎ 歌詞・うたまっぷ
11.母国情緒 歌詞・うたまっぷ
12.夢のあと 歌詞・うたまっぷ



ライターレビュー
 深読みさせることよりも、伝えたいもの。そんな“音楽のあるべき姿”を純粋に追求するために椎名林檎が選んだ、バンドという手段。だから、ここで鳴る大半の詞曲がこれまで通り椎名の手によるものではあっても、それらすべては彼女のおメガネにかなった鬼才ミュージシャンたちの感性を通過した、ソロ名義時代とは明らかに異なる新たな世界。既発シングル群からも嗅ぎ取れたようなビッグバンド・ジャズ的な演出を始め、シンガー=椎名林檎の力量と、稀有な才能を改めて痛感する全編英語詞による(7)のような実験的なサウンド・アプローチも、東京事変ならではの結果といえるだろう。とはいえ(1)で幕開ける辺りなど、ソロ時代との橋渡しもきちんとなされているのはさすが、といったところ。中でも、26歳になった大人の女性としての等身大の椎名が垣間見える、林檎名義での最終作『加爾基 精液 栗ノ花』を通過したからこその、艶やかで健気な歌詞の数々は、かなり新鮮。 (早川加奈子/BACKSTAGE PASS1月号)

[ シンコー・ミュージック - 2004年12月15日]


 “期待通り、やっぱり、スゴイことになっていた!”と言うのは、椎名林檎率いる話題のバンド、東京事変の1stアルバム『教育』のこと。すでに1stシングル『群青日和』の疾走感溢れるロックで楽しませてくれた彼ら。続いて発表した2ndシングル『遭難』では昭和歌謡の空気が漂う味付けがなされ、ワクワクさせられた。そして今回、3か月連続リリースでこんなにも早く、12曲入りのアルバムを届けてくれた。
 とにかく、今作には様々なテイストが盛り込まれている。例えるなら“東京事変流ジューク・ボックス”といった感じか。まずはオープニングで昨年11月に椎名林檎として最後に発表したシングル「りんごのうた」を、新たに作り直した「林檎の唄」が登場。うねるギター、弾けたドラム音がグルーヴ感を生み出し、ファンキーなナンバーへと生まれ変わっていることに驚かされる。その後もガンガンにギターが掻き鳴らされたハードなロックチューン「クロール」、不思議な世界を放つ英詞曲「現実を嗤う」、シャンソン風に仕上げられた「駅前」、マーチング・リズムが気持ちいい「母国情緒」など、1曲ごとに個性的な色を放っている。もちろん、楽曲によっておなじみの椎名林檎節も変貌。ポップな「御祭騒ぎ」ではキュートな声を聴かせ、ミディアム曲「夢のあと」ではしっとりと丁寧に歌い上げている。
 このようにしてバラエティに富んだ作りとなっているのだが、どの楽曲もバンド感たっぷりに仕立て上げられ、統一感を感じさせる。しかも、東京事変のメンバーはH是都MことPE'Zのヒイズミマサユ機や亀田誠治など、昨年行なわれた椎名林檎のツアーに参加していた人たちで構成されていることもあって、息もぴったりだ。[文:藤津 毅]

[ Yeah!!J-Pop! - 2004年12月1日]


デビュー後の3枚で、とりあえずソロとしてやれることはやり尽くした。なので、デビュー前から考えていた「戻るべき場所」であるバンドを組むことにした。
……という椎名林檎の構想を具現化したのが東京事変。今年のフジ・ロックで御目見得し、2枚のシングルを経てのファースト・アルバムがこれ。
なるほど、構想と実際の音にブレがない。おなじみ亀田誠治がメンバーにいることもあって、音楽的なヴァリエーションやアレンジの個性などは、林檎のソロ・アルバムと共通点が多いが、はるかにシンプルでダイナミックでエネルギッシュ。勢いがあってパワフルだ。なるほど確かにバンド・サウンドであり、そこにこだわった椎名の前向きなやる気が音に反映していて気持ちがいい。反面ソロ・アルバムみたいな緻密さには欠けるし、歌詞は相変わらず自意識過剰気味だが、正直かなり新鮮に聴けた。面白いです。(小野島 大)

[ リッスン ジャパン - 2004年11月24日]


ソロ・アーティスト、椎名林檎が強力なメンバーを得てバンド形態へとシフト・チェンジした東京事変が放つ1st。もともとソロとは言えどもバックにはサポート・メンバーを入れていたわけだし、何が変わったというのだろう、と甘い気持ちで再生ボタンを押すなかれ。これまでの彼女であれば到底足を踏み入れることのなかったであろう領域にまで、“5人でなら…”という気持ちからか軽々と飛び込んでいるように感じ、思わず腰を抜かしてしまうほどの衝撃を受けてしまうだろう。特にM-1「林檎の唄」からは、シングルの時に全面に出ていた物哀しさが陰を潜め、むしろ滑稽ささえ窺え、完全に違う楽曲に仕上がっている。別の視点から物事を見ればこうまで変わる、ということが楽曲にも形態にも現れ、新鮮な気持ちで新人・東京事変を楽しむことができる1枚だ。(VIBE/林知佳子)

[ VIBE - 2004年11月23日]